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『田んぼダムを実証試験』『大崎耕土現場で学ぶ』他

2020.10.02
「田んぼダム」を実証試験
大崎市は、水田の雨水を一時的にためる機能を高め、大雨時に時間をかけてゆっくり排水することで下流域の洪水被害を軽くする「田んぼダム」の実証試験を開始した。同市は、2015年の関東・東北豪雨、昨年10月の令和元年東日本台風(台風19号)の被災地だけに、被害軽減が期待されている。田んぼダムは、水田の排水升に調節装置を取り付け、排水路に流す水量を抑えるもの。治水ダムは建設に数百億円が必要で、完工まで年月も要する。これに対し、田んぼダムの調節装置は1個数百円から数千円で用意することができ、翌年からでも設置が可能。市によると、市内の水田は約1万㌶あるといい、一斉に取り組むことで大きな効果が得られるとしている。
大崎耕土〝現場〟で学ぶ
古川黎明中の3年生104人は9月30日、世界農業遺産「大崎耕土」に関する校外学習を行った。生徒たちは市内を巡り、大崎耕土の豊かな食や文化、多様な生物、水管理などについて学んだ。同校は文部科学省が指定する、理数教育に先進的に取り組むスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校。大崎耕土を研究課題とし、科学的な視点で課題を解決する探究力を育んでいる。大崎耕土を学ぶ郊外学習は、今回で2回目。「食に関する歴史と文化」「水生生物調査」など5班に分かれ、大崎耕土に関する講演会や情報収集など10時間近くの下調べを経て、実施した。このうち、大崎耕土の特徴の一つ「水管理システム」を研究した生徒24人は、大崎土地改良区(同市古川大崎)職員から講話を受けた後、大堰頭首工、内川、鳴子ダムを巡った。

秋季市民統一清掃17日
大崎市古川地域の「秋季市民統一清掃」(同清掃実行委員会主催)が17日、同地域全域で行われる。雨天決行。午前6時半に古川第一小、古川北中、古川西中の各校庭から花火を打ち上げて開始を知らせる。昨秋は令和元年東日本台風(台風19号)から1週間後の大雨、今春は新型コロナウイルスの影響で中止されており、実施されれば昨春以来。

ウイルスから身守ろう
新型コロナウイルス感染症をテーマにした講話が9月29日、大崎市松山公民館で開かれた。参加者たちは、感染症の基礎知識や免疫力などの話に耳を傾け、ウイルスから身を守る方法を学んだ。同館の生涯学習事業「大成館大学」の一環。同大学は、松山地域の住民を対象にした講座で3回シリーズ。この日が1回目で、10人が参加。保健師の渡邊紀恵さんが「免疫力を高めてウイルスに負けない身体づくり」と題して講話した。講話では、新型コロナウイルスの感染経路や症状といった基本を確認。また、「濃厚接触者」の新しい定義として、「感染するかもしれない期間」に▽距離が1メートル以内▽マスクなし▽15分以上会話-の3条件で接触した人を指すことを説明した。

県北部の作柄「やや良」
東北農政局は9月30日、2020年産水稲の作付面積と作柄概況(同15日現在)を公表した。それによると、県北部(大崎地方、栗原、登米両市)は作況指数102の「やや良」だった。県内地域別の作況指数は東部が103、そのほか南部、中部、北部はいずれも102。県全体で見た場合も102だった。北部の10アール当たり予想収量は560キログラムで、前年と比べ2キログラム減。

瓦に願い事書き込む
【栗原支局】65年ぶりとなる本堂の屋根改修に伴い、栗原市築館の通大寺は9月27日、新しい瓦に願い事などを書いてもらった。未来へつなぐ思いを記した瓦を使う改修は、11月中に完成する予定だ。二度の震災で傷んでいたこともあり、改修工事を決定した後に新型コロナウイルス感染が拡大。工事は難しいと思っていた同寺の背中を、檀家側が後押しした。当初から瓦の裏側に檀家の先祖代々の霊を弔う書をしたためていたが、願い事や夢を多くの人に書いてもらうことを発案した。