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災害から身を守る!

2020.06.08
 
 
避難情報と防災気象情報。
災害が発生する恐れがある場合に出される情報には、大きく分けて2つあります。
 
1、避難情報(市町村)避難準備の情報、避難勧告、避難指示(緊急)
市町村から発令される「避難情報」で、避難準備の情報や避難勧告、避難指示(緊急)があります。
これは、市町村が住民に災害の危険を知らせて避難を呼びかけるものです。
 
2、防災気象情報(気象庁・国土交通省、都道府県)
国土交通省や気象庁、都道府県から発表される「防災気象情報」で、主なものに注意報や警報、土砂災害警戒情報などがあります。
これは、早めの防災行動がとれるように、災害が発生する危険度が高まっていることを段階的に伝えるものです。
 
警戒レベルを用いた防災情報の提供。
「避難勧告等に関するガイドライン」が改定され、避難情報や防災気象情報に5段階の警戒レベルを用いて伝えることになりました。
警戒レベルとは、災害発生の危険度に応じて、市町村が発令する避難情報と住民がとるべき行動を関連づけて発表されるものです。
これによって、住民は、警戒レベルと避難情報や避難行動を直観的に結び付けることができ、いつ何をすればよいのかが分かりやすくなりました。
 
市町村が発令する避難情報には警戒レベルを用いますが、国土交通省や気象庁、都道府県が発表する防災気象情報では、警戒レベル相当情報を用います。警戒レベル相当情報とは、警戒レベルと対応してその情報がどのレベルに当たるかを表し、住民の自主的な避難行動の参考となるものです。
 
警戒レベルには5段階あり、最も危険度が高いものが「警戒レベル5」となっています。
では、どのレベルでどのような行動をとり、いつ避難したらよいのでしょうか。
 
(警戒レベル1)
災害への心構え。
気象庁から早期注意情報(警報級の可能性)が発表されます。この段階で災害が発生する危険性は低いですが、災害への心構えをしておくと安心です。
 
(警戒レベル2)
避難に備える準備。
気象庁から災害が発生する恐れがあるとして、大雨注意報や洪水注意報などが発表されます。この段階では、ハザードマップで避難場所や避難経路を確認するなど、避難に備える行動をとってください。
 
(警戒レベル3)
高齢者や要介護者などが避難。
気象庁から大雨警報や洪水警報などが発表され、市町村から避難準備や高齢者等避難開始の情報が発令されます。この段階で、高齢者など避難に時間を要する方は避難を開始してください。また、その他の方もいつでも避難できるように準備しましょう。
 
(警戒レベル4)
避難。 *2020から変更(以前は全員避難)変更理由は下に記載。
気象庁から土砂災害警戒情報や氾濫危険情報などが発表され、市町村から避難勧告や避難指示(緊急)が発令されます。この段階で、対象地域の方は速やかに避難してください。警戒レベル4が避難のタイミングです。避難指示(緊急)は必ずしも発令されるものではないため、避難勧告が発令されたら避難が必要です。
 
(警戒レベル5)
命を守るための最善の行動。
気象庁から大雨特別警報などが発表され、市町村から災害発生情報が発令されます。すでに災害が発生しているため、命を守るための最善の行動をとってください。
この段階では安全な避難が難しい場合があるため、警戒レベル3、警戒レベル4で避難を終えることが大切です。
 
 
警戒レベル相当情報で自主的に避難行動を。
市町村から避難情報が発令されていなくても、氾濫警戒情報や洪水警報、土砂災害警戒情報などの防災気象情報が発表されている場合、どのような行動をとればよいでしょうか。
尚、土砂災害警戒情報は、大雨警報(土砂災害)が発表され、土砂災害の危険度が高まった場合に、対象となる市町村を特定して警戒を呼びかけるもので、警戒レベル4相当情報です。
 
危険度は5段階。
 
▽ きわめて危険
(すでに土砂災害情報の基準に到達)警戒レベル4相当。
ガイドラインで発令の目安とされる避難情報は、避難指示(緊急)
住民の行動…過去の重大な土砂災害発生時に匹敵する極めて危険な状況。命に危険が及ぶ土砂災害がすでに発生していてもおかしくない状況。この状況になる前に土砂災害危険個所や土砂災害警戒区域の外の少しでも安全な場所への避難を完了しておく必要があります。
 
▽非常に危険
(2時間先までに土砂災害警戒情報の基準に到達すると予想)警戒レベル4相当。
ガイドラインで発令の目安とされる避難情報は、避難勧告。
住民の行動…命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況。速やかに土砂災害危険個所や土砂災害警戒区域の外の少しでも安全な場所への避難を開始してください。
 
▽警戒(警報級)
(2時間先までに警報基準に到達すると予想)警戒レベル3相当。
ガイドラインで発令の目安とされる避難情報は、避難準備・高齢者等避難開始。
住民の行動…避難の準備が整い次第、土砂災害危険個所や土砂災害警戒区域の外の少しでも安全な場所への避難を開始してください。とくに高齢者や障がいをお持ちのご家族、小さなお子さんのいるご家族は速やかに避難を開始してください。
 
▽ 注意(注意報級)
(2時間先までに注意報基準に到達すると予想)警戒レベル2相当。
住民の行動…ハザードマップ等により避難行動を確認してください。今後の情報や周囲の状況、雨の降り方に注意してください。特に、危険度分布をこまめに確認。
 
▽今後の情報に留意
今後の情報や周囲の状況、雨の降り方に留意してください。
 
市町村は、防災気象情報をはじめとするさまざまな情報をもとに避難情報を発令する判断をします。そのため、同じレベルの避難情報と防災気象情報の出るタイミングは、必ずしも同じになるとは限りません。避難情報が発令されていなくても、避難が必要とされる警戒レベル3や警戒レベル4に相当する防災気象情報が発表されたら、こうした危険度分布などを参考にして、自主的に避難行動をとるように心がけてください。
 
 
 
2020年…(警戒レベル4)今年から変わった点。
大雨の時、どう行動するべきかを示す去年から導入された5段階の『大雨警戒レベル』。レベル1「気象情報に注意」から順に警戒レベルが上がり、一番上は『レベル5』。大雨特別警報などがこれに相当しますが、この時点ではすでに災害が発生していて「命の危険」がある状況です。そこで重要になるのが、『レベル4』です。この段階で自治体は「避難勧告」や「避難指示」を出します。つまり『レベル4』のうちに逃げることが命を守る上で重要になります。
 
ただ、この『レベル4』が今年から少し変わっています。『レベル4』のキーワード、去年は「全員避難」。しかし、今年は「全員」をつけず「避難」だけになりました。
 
去年7月、鹿児島市は、大雨のため市内全域59万人を対象に大雨警戒レベル4を発表。土砂災害や浸水の恐れがないエリアの住民まで避難したため、避難所に入り切れない状況になりました。そのため、今年から『レベル4』の「全員」を取り、「避難指示」や「避難勧告」が出ても、避難が必要なのは、土砂災害や浸水の危険がある人だけだということをより明確にしました。
問題は“自分が避難すべき人に該当するのか”です。災害の危険がある場所をどうやって知ればいいのかということになります。
 
そこで、役に立つのが「ハザードマップ」です。各自治体がホームページで公開したり、配布したりしています。国土交通省のウェブサイトでは、「わがまちハザードマップ」で住所などを入力すると、自分の街のハザードマップが確認できます。
 
ハザードマップで自宅などが危険なエリアに含まれていたら、今後、大雨で『レベル4』が出た場合、すぐに避難することが必要です。
 
自分の町のハザードマップを事前に確認しておくことが大切です。