個性という宝物~平準化と規格というトリック~

個性という宝物~平準化と規格というトリック~

放送日記

本日は知る人ぞ知る宮城の注文靴店、加美町にある「靴のささき」さんへ伺いました。

履物を目盛りに表現すると、近代化=草履/雪駄や下駄から靴文化への変遷とも言える日本史でもあります。

ささきさんと知り合ったのは、概ね5年ほど前になるかと思います。
手造り靴職人として紹介されたのですが、魚釣り(毛バリ)や古式の釣り道具、宮城の自然や文化等々、造詣のとても深い方です。一気に意気投合して今日に至ります。

加美や鳴子、そして鬼首などのエリアは「神秘的」な歴史を持ちます。

古の日々から「良馬」「火薬」「鉛」「鉄」の産地として重要なところでした。藩政時代は仙台藩の秘密兵器と財源を支え、明治から大東亜戦争の終焉までは国策に於いて大きな貢献をしたところです。

特に馬。。。川渡が特に名馬の産地でもあったため、明治以降は軍馬の需要が多く、当エリアの皮革製品づくりの土台は「鞍(くら-乗馬のシート)」と乗馬靴や軍靴にあったとのこと。なるほど納得したものでした。ささきさんの工房にはその実績を示す木型や当時の品々、そして主に英国製であったSinger社の1930年代以前のミシン(現在もお仕事の主として稼働中)など、歴史と伝統が息づいています。

平準化と基準に基づいた(規格)それらの品々(近代政府の官給品とされる品々は基より、戦国時代後期から政宗も一種の基準を用いていた)を確実に造れる技量があれば、その技量を土台にアレンジされ個性を生んでいく仕組み。。。これが面白い宮城県の個性でもあると思っています。これだな!と。

男性の拳の1.5倍ぐらいのサイズです

見た事もないシイタケ。。。このような素晴らしい品、どのようにして作るのでしょう?想像もつかないですよね。

農業生産物は概ね、「規格」という枠に沿って等級や価格が決まったり、売る側(特に全国チェーン展開しているスーパーマーケット等)の都合や戦略によって定められた枠によって、今日は工業製品と同等に生産されてしまっており、「どこの誰がいつ作っても同じ」という印象が固定化され、価格勝負(安いもの優先)という定義が当たり前になってしまっています。

これを疑問視してみると謎が解けたりします。

宮城県の個性を打ち出す上で、この「規格」に沿って対応し続けた結果、豊かになったのかな?と疑問視してみれば、概ね見えてきます。

現在、この世は熟成社会にたどり着き、様々なほころびが見えて来ています。良かったもの・正しかったはずのものが、どうもうまく行かない。。。時代が確実に変化しているのは事実ですが、どうも分かれ道に差し掛かっているような印象を受けます。

原点回帰(町おこし/地域おこし) VS 総じた社会の規格化。。。そんな感じでしょうか?

これ、とても面白いのですよね。

ささきさんの工房で、これらを熱く語り合いました。

「宮城県オリジナル」は「オリジナル宮城県人」によってのみ、成し遂げられるのではないか?という事です。

ここには、近年一般的になってきた、町おこし/地域おこしの盲点と失敗もあり、はたまた社会の規格に良い楔として突き刺さり、存在価値を示すこと。。。実は融合だという事です。

自分たちのオリジナルの規格を持てば良いじゃないか!です。

Youtuberおいちゃんです!

大きなシイタケを持ってきてくれたのはYoutuberのおいちゃんです。
(ささきさん一派の文化発信Youtubeチャンネルに出演)
https://www.youtube.com/channel/UC0J6_qU5MJxKX-spry4eMnA

宮城県オリジナルを形にし発信すること。
これは発想を変えるというより、我々のルーツに即した伝統にて、充分可能なことであると。

おもしろいパワーを頂きました。
ハードコア宮城県人である私は、もろ手を挙げて大賛成です(笑)

ささきさん一派そして当局で、どんな活動に入るか。。。お楽しみに!

コメント

タイトルとURLをコピーしました